よっしゃ!FXはじめるぞーっ!
・・・と、その前に、おさえておきたい8つのリスクがあります。
さらにそのリスクを回避する方法も併せて紹介します!
FXは投資。投資には当然リスクが伴います。
FXのリスクを知ることで失敗を減らすことができます。
【リスク1】為替変動のリスク
為替レートは24時間変動しているので、予想通りには動きません。もし・・・予想と反対方向に動いたときには必ず損をします。
FX業者の口座開設のときには注意書で
「FXは元本が保証された金融商品ではございません」と必ず明記されています。
もし、損失が拡大すると、FX業者に預けている必要証拠金以上に損をしてしまう場合があるので、FXの取引するということは為替変動のリスクと向き合うことになります。
為替変動のリスクに対応する方法は?
新規注文を入れたら、必ず損切り注文を入れます。→含み損確定なのですが、
長い目で見れば、そのときはマイナスでもいずれレートは戻る可能性もあります。
ただ、それがいつになるのかは誰にもわからない・・・・
なので、損を最小にすることが先決!
潔い損切り注文でリスクを回避しましょう。
【リスク2】金利変動のリスク
日本のようなマイナス金利の国の通貨で、金利が大きい国の通貨を買うと、毎日一定の金利差が受け取れます。(→「スワップ金利」のことです。)
ポジションを持っているだけで毎日受け取れるスワップポイントは魅力的!
たしかにスワップポイント狙いで長期でポジションを持つ取引手法も過去にはありました。
でも、最近では受け取れるスワップポイントが予想よりも少ない!いつの間にか金利差が逆転して、逆にスワップポイントがマイナスになってしまう可能性があります。
金利変動を回避する方法は?
高金利で安定性のある通貨ペアを選びます。
例えば豪ドル円やNZドル円といったオセアニア通貨はスワップも高く、比較的安定しています。
【リスク3】レバレッジのリスク
FXの魅力はレバレッジをかけた取引で、少ない資金で取引ができることです。
でもリターンが大きい分、思わぬ変動でマイナスになることが・・・ハイレバレッジをかけた分、マイナスも大きくなります。
レバレッジのリスク回避は?
ズバリ!レバレッジをかけるときは、最大25倍と欲張らず、低レバレッジで取引します。
「長期でポジションを持つときは低レバレッジ」
「短期トレードのときは高めのレバレッジ」
といったように、使い分けます。
また、3~10%くらい損をしてもロスカットされない余裕のある資金を証拠金として預けることをおすすめします。
【リスク4】ロスカットのリスク
FXには「ロスカット」といって、相場の急変で損失が膨らんだ時に、資産を守るためにFX会社が強制的に取引を終了する制度があります。
たとえば証拠金の50%を割り込む損が出たら、「このまま損失が膨らむと強制的にロスカットを行う」という内容のメールが送られてくる場合があります。
ロスカットは、発動のタイミングがあらかじめ定められているFX会社と、
任意に決められるFX会社があり、ロスカットには手数料が発生する場合もあります。
※FX業者によってはロスカット=強制決済のところもあれば、自身で損切りすることを「ロスカット」、FX業者による取引終了を「強制決済」としているところがあるので、取引するFX業者のルールに記載があるので取引の前には確認しましょう!
【リスク5】スリッページのリスク
FX取引では112円注文したのに、112.06円で約定することがあります。
これをスリッページといって、注文した為替レートと約定した為替レートに差が発生することです。
為替レートが急変した時に起こりやすく、画面上に表示する為替レートに対して、実際に売買されている為替レートが乖離していて、不利な為替レートで取引が成立することがあります。
スリッページのリスクを回避するには?
FX業者では注文約定率100%でスリッページ発生なし!と掲げている業者があります。業者選定の時に参考にしてくださいね。
★スリッページ発生なしの業者は「ひまわり証券」です。
【リスク6】流動性のリスク
流動性が多い、少ない、という用語がFXに登場します。
どういうことかというと・・・
流動性が多い→米ドル、ユーロ、日本円など世界中で1日に数十兆円分が取引に使われている通貨で売買がしやすいことを言います。
流動性が少ない→トルコリラや南アフリカランドなどは市場に出回っている通貨の流通量が少なく、売りたくても売れない状況が発生することを言います。
流動性が少ないと、想定以上に損失が膨らむ可能性があります。
流動性のリスク回避のポイント
流動性の高い通貨ペア(米ドル、ユーロ、円絡み)で取引をすることと、季節の中でクリスマス前など時期的に流動性は低くなる時期があるので、その時はポジションをもたないで(ノーポジ、ROM専)傍観すると心がかき乱されることが少ないでしょう。
【リスク7】システムのリスク
FX取引はインターネット回線を利用した取引なので、ある日突然、ネット回線、通信機器、サーバーがダウンすると、売買が一時的に停止します。
また、FX会社によってモバイル端末の通信エラー、スマホアプリの不具合、情報配信サービスの遅延なども起こりえます。
システムのリスクを回避するには?
サーバーが強いFX業者を選びます。
おすすめは、強靭なサーバーを持つ『DMM FXDMMFX』。
約定率100%の『FXプライム byGMO” target=”_blank”>FXプライムbyGMO』。
パソコン経由でのストリーミング注文におけるは約定率は業界最高峰の100%の『GMOクリック証券』です。
【リスク8】信用のリスク
FX取引の仕組みは、米ドルを買うために100万円を支払う時、FX会社ではインターバンク市場とつながっているカバー先の金融機関から米ドルで日本円を買う反対売買をしています。
FX会社は常に顧客とは逆の通貨ペアで売買を行っていて、顧客とは損益分のみを受け渡ししているのです。
そのため、顧客とFX会社、FX会社とカバー先の金融機関、カバー先の金融機関とインターバンクとの間において、適切な運営が行われていないと、私たちは公平な取引ができません。
過去には2009年10月にカバー先の金融機関の1つであるコメルツ銀行で想定外のシステムトラブルがあり、複数のFX会社において南アフリカランドが急落してしまう現象が発生しました。
また、FX会社がカバー先の金融機関との為替レートを、トレーダーに不利な数値になるようにプログラムを改ざんして、常にFX会社に利益が生まれるような事件も明るみに出ています。
そうした過去の反省から、公平な取引を提供しているFXは資本金、自己資本規制比率、そして顧客に資産を全額保全する「全額信託保全」が義務化されました。
また、過去の金融庁の対策を振り返ると、健全なFX市場を構築と健全なFX会社の運営を促すために、2005年に金融先物取引法が改正されました。これにより資金力がないFX会社が淘汰され、資金を預ける際の安心感が出ました。
しかし、余力のある悪徳業者は残り、投資家から集めた資金の管理がずさんなケースも散見されます。倒産したことを理由に投資家に資金を返還しないFX会社もありました。
そのため、金融庁は2010年にFX会社の資産とお客様の資産を完全に別で管理して、お客様の資産を保護する「全額信託保全」を義務化しました。
現在ではFX会社はカバー先の金融機関に支払う資金も会社の自己資金で用意することになり、より資本力のある大手の証券会社のみがFXを取り扱うことができます。証拠金を信用銀行に全額信託保全できちんと管理をさせていることを口座開設の前にはしっかり把握することをおすすめします!
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