為替相場を動かした歴史に残る出来事『リーマンショック』

リーマンショック

FX取引が始まった1998年から、かれこれ19年が経過します。
その中でも、これまで為替相場を揺るがす出来事が起こりました。

相場を揺るがした過去の出来事を振り返ってみましょう!

今回は2008年に起きた「リーマン・ショック」についてです。

リーマンショックの前兆

リーマンショックの原因となったのが、アメリカの住宅バブルとサブプライムローン問題です。

サブプライムローン問題
FX取引が始まった1998年から、かれこれ19年が経過します。 その中でも、これまで為替相場を揺るがす出来事が起こりました。 相場を揺る...

アメリカでサブプライムローンという、低所得者や職業が不安定な人向けのローンがありました。
それは一般の人向けのローンよりも利子が高いローンです。

サブプライムローンの大元はリーマンブラザーズというアメリカの証券会社。
(リーマンブラザーズが低所得者向けの住宅ローンを販売していました。)

ちょうどそのころは、アメリカの地価が上昇を続けていました。
なので低所得者向けのサブプライムローンは大流行!
ローンを組み、お金を借りて土地が高くなったら売って儲けて借金も返せる!と信じ込んでいました。

アメリカの住宅バブルが崩壊

バブルは長くは続きません。
2007年ころから不景気がおき、地価が下がりはじめました。

ここで問題だったのはアメリカの住宅ローンの仕組みです。
日本の住宅ローンはローンが残ってる限り家を手放しても払わなくてはいけません。
しかし、アメリカの場合は家を手放せば残りのローンは払わなくて良いのです!
ローン全部返済してなくても、家を売り払えば借金はなし。
なので、払えなくなった人たちはこのまま家を持っていても地価は下がって損をすると考え、次々と家を手放しました。
そうなると、リーマンブラザーズは不良債権が膨らみ経営難に。
そして自己破産しました。(負債総額6130億ドル)
しかもリーマンブラザーズは大手の証券会社だったので、住宅ローン以外にも社債の発行もしていて、その社債を持っている他の銀行の経営も悪化、アメリカ経済に深刻なダメージを与え、世界的な不況となりました。

リーマンショックの影響

リーマンショックが与えた、為替や株価への影響です。

★当時106円台だった米ドル円は2ヶ月後に16円安の90円台へ!
★NYダウ平均1万円割れ!
★日経平均も12000円台から6994.9円(2008年10月)と平成バブル後最安値まで続落!

日経平均株価

リーマンショックでは銀行業・保険業・不動産業・その他金融等が大きく売られました。
更に、「ディフェンシブ銘柄として知られる業種」の株も、売られました。
例えば医薬品は、海外売上比率が高いため円高の影響から売られました。
小売業や食料品株も、代替で安い商品が買われた事による売上減から売られ、パルプ・紙も、DMや業務用段ボールの売上が減った事で売られました。

結果的には全ての業種の株価が下がりました。

その後の回復は金融危機の収束後に2010年欧州ソブリン危機、2011年東日本大震災を迎えるころには徐々に回復してきました。
そして2013年のアベノミクスバブルにおいて株価は20000円台を回復しました。

リーマンショックがテーマの映画

2015年にアメリカで公開された「マネー・ショート 華麗なる大逆転」という映画があります。
2004年~2006年にかけてのアメリカの住宅バブルを取り巻く投資家たちがどのようにして巨額の利益を上げたのか?が描かれています。

リーマンショックへの理解が深まるおすすめの1本です!

 

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