FXのレバレッジをめぐる黒歴史を復習!

FXの歴史

2017年2月27日から法人口座のレバレッジ規制が施行されます。
これまでレバレッジ100倍以上で取引ができた法人口座ですが、毎週、過去の為替変動に基づいた値と、各通貨ペア毎に証拠金が見直される方式に変更となり、100倍以下となります。

今日は「FXのレバレッジをめぐる黒歴史を復習!」
ということで、FXの始まりから、今までに起こったFXのレバレッジをめぐる歴史について振り返りましょう!

1998年4月・FX誕生!

ひまわり証券でFXがスタートします。そしてインターネットの普及とともに、2000年からFXが普及し始めます。
まだ始まったばかりのFXに対して、金融庁はほぼノーマーク!法整備が整っていないため、中には悪徳業者も参入し始めます。

2005年に金融先物取引業者の登録を義務

法整備のなかったFX。中には顧客資産を流用する業者や高スプレッドを提示する悪徳業者もいる、無法地帯状態!
そこで2005年に金融庁が金融先物取引業者の登録を義務づけます。
FX業者の表記でよく見られる「金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第★号 」←コレです。
この登録がないとFX業者は営業ができないので、悪徳業者は沙汰されていきました。

2009年4月に 信託保全が義務化

FX業者が倒産しても、投資家の資産は保護される仕組みです。
信託先の銀行が倒産しても投資家の資産は守られます。
このころのFXレバレッジは400倍や300倍といった業者がほとんどでした。

レバレッジ300倍の取引・・・次元が違う感覚ですね。
例えば資金100万円の取引で3億円分の取引ができてしまいます。
逆に反対に損した場合は?
1ドル100円で300万ドル買うと、99円になったらあっという間に-300万円の損失になるという事態があちこちで起こりました。
まさにギャンブル状態。
金融庁もこれはマズイ。ということで、2010年にレバレッジ規制に乗り出します。

2010年FXレバレッジを50倍に規制

日本国内のFX業者での個人取引のレバレッジを最大50倍に規制しました。
(しかし、法人口座や海外FX業者は高いまま)
翌年の2011年にはレバレッジ最大25倍に統一となりました。
これまでの規制の流れを受けて、FXは健全な投資方法になりました。

FXは「サービス面」で勝負の時代へ!

これまでの流れを受けて、FXのレバレッジは個人25倍、法人100倍(2/27から50倍〜100倍以下に変更)となりました。高レバレッジが注目されていたFXも今では「取引システム」「スプレッド」「特典」などをつけて、他のFX業者との差別化を図っています。
まさにサービス面での差別化です。
これは投資家にとってはよい流れ!
FX業者も優良な業者が生き残っているのが今の状況です。

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